ねりまどーる猫達2002の1ページ目

あんちゃんと花束達、
かめこさんのサクランボも飾りました
2002年6月26日pm11:42分ころに、あんちゃんが亡くなった。
下顎の腫れが骨腫だと解ってから、ほぼ半年の壮絶な闘病の最期だった。
それでも、この冬に突入したばかりの頃は本猫も私達も予測もして居なかった。
右下の歯が痛んでいるらしいので虫歯の類いだと思った。ただ猫の歯の治療は
全身麻酔が必要なので、母親がペルシャである彼女に手術はどうだうか?というのが
私達の懸念だった。調べて頂いたら虫歯と言うよりも歯根が残っていてそれが問題だと判明。
自然に抜けるのが一番BESTなので様子見をしようと言っていたら急激に腫れ始めたのだ。
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歯痛でちょっとブルーな
顔のあんちゃん |
大好きだった猫ベッド
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何しろファイトの有り様はただ事では無かった(^-^;A。
最初の内こそ自分で今迄の様に食事をとろうとして、顎の腫れに邪魔されて
食べ物に口も舌も届かなくなり怒っていたが、途中から私達を使う事を覚えた。
変型して行く顎と口から舌も真直ぐには出なくなり、左横から捲れるように出すのが
静一杯となって行くのだけれど、まず舌の上に食べ物を少量乗せて上げると上手に
巻き込んで食べるという技を拾得して行った。上手くやれるメンバーと
駄目なメンバーが居て、その技術は紙一重だった。過去にペットの病気と真剣に
取り組んだ事の有るメンバーで無いと無理だった。下手なやり方をすると相手を
苦しめるし、それは事実以上にやっている人間の苦痛になる、自分の苦痛を恐れずに
ただ相手が必要としているのだからと感覚や感情を殺して補助をし続けるのは難しい。
本気で相手の死闘と共に戦うための腹を括れないと無理。
腰が引けている限り相手の苦痛は酷くなる。
自分だけの責任で命を預かった事の有る者だけが残って行った。最後には本猫との
信頼関係が頼りになって行くので技術や信念では越えにくくなっていく。
カンガルー氏とダルメシアン君はそれでも猫缶を食べさせて上げ続けてくれたし
大盛り姫は生の魚肉をチャレンジ、あんちゃんも手助けを受け入れていた。
最後の最後ではやれるのは私と妹と猫番の達人のシェルティ嬢だけになっていった。
精鋭部隊が絞られて行き、他のメンバーは他の猫達の補助にあたってくれました。
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見えない下顎は頭蓋程に
大きくなっていた |
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老齢で、近年めっきりガリガリの
ヒヨちゃん、でも、あんちゃんに 比べると凄く元気そうに見えました |
口の中のアレコレは凄かった。巨大な穴が歯根の跡にあり物が挟まると血と膿をだし続けたし、
右側から顎のジョイントまで骨腫が広がるのは速かった。
彼女の実際の年齢(亡くなる直前に17歳になるが13そこそこにしか見えない)
以上の若い身体と体力を食い物にしてどんどん侵食したのだろう。
そうして、口の中に訳の解らない堅い物が沢山出来始めた。噛むとそれらが擦れて出血する。
しかし噛まないで飲み込むのは猫の生理として難しい。
だんだん食べ物を変化させて行った。まずは猫缶の柔らかな物、最初はクリーム状の物が良かった。
しかし舌が普通に使えなくなるとクリームでは口の中に溢れて穴に入り痛みと出血を呼んだ。
痛いと手で口の周辺を引っ掻くので物凄く恐かった。皮膚が破れたらくっつかないと
言われていたし、顎の巨大化に引き攣れて口の中の皮膚が外側に捲れ出していた。
内部は残った歯や穴や突起でムチャクチャな状態になっていた。
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メロンはずっと不安そうだ
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年寄りでヨレヨレのはずの
ヒヨ丸がやけに元気に見えた |
途中から生肉をメインに据えた。最初はソフトな鶏のササミ肉、冷凍の物を
そのままさらにスライスして薄切りにして、あんちゃんの口の様子に合わせた
大きさにしてタイミングを計って舌の上に乗せて行く。その際に少し指で奥に押す。
貧血を補う為には鶏肉だけでは無理で、シャブシャブ用の冷凍の牛肉を使った。
シツコイので沢山は食べられないが元気に成り方が違った。
途中で威力を発揮したのがマグロのナカオチだ。これも冷凍の物を適宜スライスして使う。
偶然の発見はビンナガマグロの刺身の冷凍だった。ナカオチの注文は隔週なので
その間の代替え品として駄目もとで購入。これが大当たり。とろとろの脂で
あんちゃんはみるみる元気になりました。私の治療から早足で逃げられる程に(^-^;A。
猫に逃げられるというのが、あんなに幸せを感じさせてくれるなんて感動です。
すべてらでぃっしゅぼーやで注文した物を使用。しかし注文が出来ない時には
次へのつなぎとして魚屋さんやスーパーの鮮魚コーナーを観て回って探した。
生卵の黄味もけっこう行けた。どうしても食べられなくなった時に、
蜂蜜と生クリームを混ぜてハーブ用の小さい鉢ですり、それを注射器で飲ませた。
この方法は老衰で弱ったラブパックお婆ちゃんの時に使ったもので今回も役立ちました。